【2026年3月】JR貨物ダイヤ改正/[March 2026] JR Freight Timetable Revision:
【 2026 年 3 月ダイヤ改正】 JR 貨物が描く「物流の未来」と、静かに去りゆく「国鉄型名機」たち 2026 年 3 月 14 日(土)、 JR 貨物は大規模なダイヤ改正を実施します。 今回の改正は、トラックドライバーの時間外労働規制強化( 2024 年問題)やカーボンニュートラルへの対応を背景に、「モーダルシフトの本格化」 と 「災害に強い物流網の構築」を鮮明に打ち出した内容となっています。 しかし、その一方で鉄道ファンにとっては、長年貨物輸送を支えてきた EF64 ・ EF65 ・ EF66 といった国鉄型機関車たちとの「別れ」を予感させる、歴史的な転換点でもあります。 今回の改正の重要トピックスを、 3 つの視点で徹底解説します。 1. 「物流の大動脈」を徹底強化!主要区間の輸送力アップ 今回の改正では、需要の多い区間にリソースを集中投入し、トラックから鉄道への移行を強力にバックアップします。 東京 → 大阪間の増強と速達化 物流の最重要ルートである東京 ( タ ) 〜大阪 ( タ ) 間の輸送力を 340 個から 475 個( 12ft 換算)へ大幅拡大 。一部列車の所要時間を短縮(例: 65 列車は 18 分短縮)し、関西エリアでの早朝配送ニーズに直結させます。 仙台・名古屋・福岡のネットワーク再編 宇都宮 ( タ ) を経由する新設列車( 3074 ・ 3075 列車)を軸に、仙台〜各都市(東京・名古屋・大阪)間の輸送力を強化。 大型 31ft コンテナの拡大 大型トラック 1 台分に相当する 31ft コンテナの取扱い区間を拡大(宇都宮 → 広島、名古屋 → 熊本など)。荷主がより使いやすい環境を整えます。 2. BCP 対策の切り札: EH500 「金太郎」の上越線進出 今回の改正で大きな注目を集めているのが、 EH500 形式(金太郎)の運用区間拡大 です。 これまで東北本線が主戦場だった金太郎が、ついに上越線(高崎〜新潟間)へ本格進出します。これは、災害時に東北本線が不通となった際、上越線を経由する迂回ルートを確保するための「リダンダンシー(冗長性)」強化が目的です。 【連鎖する車両運用への影響】 EH500 の上越進出により、これまで同区間を支えてきた ...