【BVE制作の救世主?】日本の鉄道知識に特化したAI「JapanRailwaySimLLM」を作った/A Lifesaver for BVE Development? Introducing JapanRailwaySimLLM, an AI Specialized in Japanese Railway Knowledge
【BVE 制作の救世主?】日本の鉄道知識に特化したAI 「JapanRailwaySimLLM 」を作ってみた 突然ですが、鉄道運転シミュレータ「 BVE Trainsim (作者:mackoy 様) 」の路線や車両を制作したことはありますか? 「構文が独特で覚えるのが大変」「数万行ある Map ファイルのエラー原因が分からない」「技術資料や省令を読み解くのが面倒」 …… など、 BVE のデータ制作は、界隈でも「圧倒的に骨の折れる作業」として知られています。 SNS や制作記を覗いてみても、作者の皆さんからはこんなリアルな苦労の声が絶えません。 「数万行の Map ファイルに 200 行の修正が必要で手作業は限界」 「事前調査や Google Earth での位置測定だけで半年かかった」 「線路脇だけでなく、田畑に囲まれた遠景まで作り込まないと殺風景で誤魔化せない」 「車両制作も運転台写真の合成、音源編集、 TASC や保安装置プラグインの設定でやる事が山積み」 このように、 1 分の走行区間を作るのすら膨大な労力と専門知識が必要であり、挫折や制作中断の大きな原因となっています。 さらに、世の中には様々な AI ( LLM )が存在しますが、 ChatGPT や Claude などの汎用 AI に質問しても、 BVE 独自の構文( BveText2.00 等)や、国土交通省が定める「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」といった専門的な質問には正確に答えてくれません。 そこで今回、 BVE 制作者の負担を少しでも減らすべく、日本の鉄道の基礎知識と BVE 制作に必要な情報を調べ上げ、信憑性のある情報を取りまとめた上で RAG 学習を行った AI 「 JapanRailwaySimLLM 」を構築しました! この記事では、開発の背景や RAG 学習の仕組み、そして裏側での泥臭い試行錯誤についてご紹介します。 開発の背景:なぜ作ろうと思ったのか? 開発の動機は極めてシンプルです。 BVE Trainsim のデータ制作が難易度高め マップファイルの距離程指定や複雑な構文ルール、各種定義ファイル( Structure, Signal, Sound など)の連携、車両の性能・パネル・音の設定など、挫...