室蘭本線の洪水被害で、特急「北斗」が全列車運休に。代替ルートもショボく行き詰まり/Flood damage on the Muroran Main Line forces all Limited Express “Hokuto” services to be suspended, exposing the weakness of public transport in Hokkaido
室蘭本線の洪水被害で、特急「北斗」が全列車運休に。代替ルートもショボく行き詰まり 2026 年 8 月 27 日、室蘭本線の静狩~小幌間で大雨による路盤流出・土砂流入・脱線などの被害が発生し、特急「北斗」が全列車運休となりました。代替策として山線迂回を検討したが、 JR 北海道は「考えていない」と公式に説明しています。 理由は、特急「北斗」に使用されるキハ 261 系 1000 番台の車両制約にあります。山線には特殊自動閉塞式(電子符号照査式)を採用しているため、車載器の装備が必要です。キハ 261 系 1000 番台には、当該区間への入線に必要な装備が搭載されていないため、迂回運転ができないのです。 山線の設備的特徴として、単線で最高速度 95km/h 、待避設備が限られ、輸送力に制約がある「ローカル線」的な設備です。保安装置は ATS-SN を採用しています。 一方、キハ 261 系 5000 番台は運転台のスイッチで線区に応じた性能制限が可能で、臨時特急「ニセコ」などで山線を走行した実績があります。ただし、北斗用の 1000 番台編成をそのまま山線に入れることができないため、東室蘭~長万部間で代行バスを運行し、札幌~東室蘭間は特急「すずらん」に接続、長万部~函館間は臨時快速列車を運行して連絡することになります。ただし、カバーできるのは限定的で、通常の北斗約 11 往復に対し、代替列車は運休の影響を受けます。 JR 北海道の復旧見通しは、 9 月 2 日夕方から再開予定の豊浦~伊達紋別間、早くても 9 月 7 日以降の全面再開を予定しています。利用客には大きな影響を与えており、都市間バスや航空機も満席になりやすい状況です。 なお、バス側も増発自体困難な状況で北海道の公共交通脆弱さが露呈した形となった。 山線迂回を検討したが、現実的制約が多く、「やらない選択」と「考えていない」は別物です。顧客視点と現実的制約のバランスをめぐる典型的な議論を反映しています。 引用失礼します。 山線迂回を「検討していない」というより、やるかやらないかの検討自体はとうに済んでいるのではと思いますが…。 過去に迂回実績も経験もあ...