【改番はあるのか】FV-E991系「HYBARI」営業運転投入に向けた改造メニューと今後の展望/【Will It Be Renumbered?】Modification Plan and Outlook for JR East’s FV-E991 Series "HYBARI" Entering Revenue Service
【改番はあるのか】 FV-E991 系「 HYBARI 」営業運転投入に向けた改造メニューと今後の展望 JR 東日本は 2026 年 7 月 14 日、 2022 年から実証試験を続けてきた水素ハイブリッド電車「 HYBARI 」( FV-E991 系)を営業用に改造し、 2027 年度末をめどに南武支線(尻手〜浜川崎)および鶴見線で営業運転を開始する と発表しました。 もともと EV-E301 系をベースに開発されており、車内設備も当初から旅客運用を一定程度想定した作りになっていますが、日本初の「水素燃料電池による営業用旅客電車」としてデビューするにあたり、どのような改造が施されるのか、また形式改番の有無について考察します。 1. 想定される主な改造メニュー 試験車としての役割を調整しつつ、営業運行に必要な装備の拡充とシステムアップデートが行われると見られます。 営業運用・旅客設備の適応 試験機器・目隠し用カーテンの撤去 車内に搭載されていた各種計測機器やデータ収集用 PC ラックの撤去。側窓に設置されていた目隠し用横引きカーテンなども取り外され、一般的な車内空間へ修繕されます。 ワンマン運転対応機器の強化 南武支線・鶴見線でのワンマン運転に合わせたドアカット機能、車内案内表示器(運転台後方への 2 画面 LCD 等)、防犯カメラの設置、車内チャイム等のワンマン関連設備の最適化。 空調機能・接客設備の補強 首都圏での営業運行に合わせた冷房能力の向上やラインデリアの追加など、居住性の改善。 主回路・パワートレインの技術更新 燃料電池( FC )スタックの世代更新 現行のトヨタ第 2 世代 FC スタックから、軽量・高効率かつ長寿命化された 第 3 世代汎用 FC スタック への換装が有力視されています。 パンタグラフ(架線集電機能)の搭載 鎌倉車両ベース(中原)への入出庫や大宮等の車両基地への回送、あるいは他区間走行時の柔軟性を確保するため、準備工事段階であった パンタグラフ本体および集電機器の追加 が期待されています。 蓄電池制御の最適化 路線特性や航続距離に合わせた充放電制御の最適化、ならびにバッテリー運用モードの追加。 ...