投稿

JR飯田線で列車床下から煙、普通列車に充当した特急車両が故障し運休・救援回送/Smoke from under the train floor on the JR Iida Line, limited express car allocated to ordinary trains breaks down and suspends service and rescue transfer

JR 飯田線で列車床下から煙、普通列車に充当した特急車両が故障し運休・救援回送 2025 年 7 月 23 日(水)午前 7 時前、長野県松川町の JR 飯田線上片桐駅で、駒ヶ根発天竜峡行きの普通列車( 1500M 、 373 系 F1 編成)の床下から煙が出るトラブルが発生しました。この影響で JR 飯田線の一部区間で運転見合わせが発生し、特急列車にも運休が生じました。 トラブルの経緯と影響 午前 6 時 53 分頃、上片桐駅に停車中の 3 両編成の列車から煙が出ているのを乗客が発見。車内には異臭が立ち込め、「鉄を焼いているようなにおい」がしたとの証言もあります。 JR 東海によると、乗客は全員無事に下車し、体調不良を訴える人はいませんでした。 このトラブルにより、 JR 飯田線は伊那大島駅と七久保駅の間で運転を見合わせ、一部列車に運休や遅れが発生しました。運転再開は午後 3 時頃を見込んでいましたが、実際のダイヤの混乱はその後も続きました。 また、東海道線のホームライナーが6両から3両に減車する措置を行ったそうです。 故障車両の救援と異例の編成 故障した 373 系 F1 編成は、同日午後に救援列車によって回送されました。特に注目されたのは、その救援編成でした。豊橋方面へ向かう際、 373 系はパンタグラフを下げた状態で、 313 系に牽引される形となりました。 ソーシャルメディア上の情報によると、救援編成は「 313 系 J173 編成 + 373 系 F1 編成」とみられ、さらに豊橋から大垣への回送時には「 313 系 R101 編成 + 373 系 F1 編成 + 313 系 Y11 編成」という、異例の 6 両編成が目撃されています。連結面では車両の高さが大きく異なる様子も確認されました。 この救援回送には、特急「伊那路 4 号」のダイヤが使用されたため、同列車は運休となりました。 今後の展望 今回のトラブルは、 JR 東海で特急「伊那路」にも使用されている 373 系車両の故障であり、乗客からは「 373 系はそろそろ置き換え時期ではないか」といった声も聞かれます。今回の故障が、今後の 373 系の運用や車両計画にどのような影響を与えるのか、その処遇が注目されています。 【07月23日 17時00分現在...

山形新幹線E8系車両故障2025年8月以降はほぼ通常運転へ/Yamagata Shinkansen E8 series vehicle breakdown will be in almost normal operation after August 2025

イメージ
山形新幹線 E8 系車両故障:調査結果と今後の運行計画 2025 年 6 月 17 日以降、山形新幹線の新型車両 E8 系で補助電源装置の半導体損傷を伴う車両故障が相次いで発生しました 。これにより E8 系の単独運転が見合わせとなり、山形新幹線は大幅な運休や区間運休に見舞われました 。 JR 東日本は調査の結果、特定の時期以降に製造された半導体素子とそれを制御する基板の組み合わせ、および周囲温度の上昇が原因で、制御回路の保護素子が誤動作し半導体素子が損傷したことを特定しました 。この問題は E8 系の第 6 編成以前の編成では発生していません 。 JR 東日本は制御回路の保護素子の設定を見直す対策を講じ、健全性を確認した車両から順次営業運転に投入することを決定 。 2025 年 8 月 1 日より E8 系の単独運転を順次再開すると発表しました 。 1. 概況 2025 年 6 月 17 日午前 11 時 24 分頃、東北新幹線を走行中の E8 系 7 両編成の回送列車(上野発・盛岡行)で車両故障が発生し、宇都宮〜那須塩原駅間で停車しました 。検修係員による処置後、自力走行が可能となり那須塩原駅まで運転されました 。同日中には、他にも小山駅に停車中の「つばさ 136 号」( E8 系) 、郡山駅に停車中の回送列車( E8 系) 、山形新幹線福島〜笹木野駅間を走行中の「つばさ 139 号」( E8 系) で同様の車両故障が発生しました 。これらの 4 編成において、合計 6 台の補助電源装置の故障が確認されています 。この影響で、東京〜仙台間が約 5 時間半にわたり運転見合わせとなり 、「つばさ 139 号」には 31 分の遅れが発生しました 。 さらに、 6 月 30 日午後 3 時頃には、車両基地に留置中の E8 系 1 編成でも補助電源装置 1 台の故障が確認されました 。 2. 調査結果 JR 東日本は、補助電源装置内の電力を変換する半導体素子と、それを制御する基板(以下「制御基板」)を組み合わせて詳細な調査を進めました 。その結果、特定の時期以降に製造された半導体素子では、半導体素子を制御する電流が従来の補助電源装置よりも高くなることが確認されました 。 これにより、制御基板に想定よりも高い電流が流れたことに加え、周囲温度の...