投稿

3月, 2025の投稿を表示しています

2025年3月31日新京成電鉄(京成電鉄系)と泉北高速鉄道(南海電気鉄道系)最後の日The last day of Shin-Keisei Electric Railway (a Keisei Electric Railway Group company) and Senboku Rapid Railway (a Nankai Electric Railway Group company), March 31, 2025.

2025 年 3 月 31 日、新京成電鉄と泉北高速鉄道はそれぞれの親会社に吸収合併され、鉄道史に残る一日となりました。長年地域住民に親しまれてきた両社の消滅は、多くの人々に惜しまれつつも、新たなスタートを切りました。 新京成電鉄 78 年の歴史に幕を下ろし、翌 4 月 1 日からは京成電鉄の「松戸線」として運行を開始しました。 これに伴い、新京成電鉄本社からは「新京成」の文字が撤去され、駅の案内表示なども「松戸線」に変更されました。 運賃や運行形態に変更はありません。 京成グループのバス会社の再編も行われたため、「新京成」を冠する会社名は消滅しました。 沿線住民からは、長年親しまれてきた新京成電鉄の消滅を惜しむ声が多く聞かれました。 泉北高速鉄道 南海電気鉄道に吸収合併され、「南海泉北線」として新たなスタートを切りました。 泉北高速鉄道は、かつて大阪府が出資する第三セクターとして設立されましたが、 2025 年 4 月からは南海電鉄が直接運営することになりました。 新型車両の導入や駅の改良など、南海電鉄との一体化が進められてきました。 沿線住民からは、泉北高速鉄道への感謝と、南海泉北線としての新たなスタートへの期待の声が上がっています。 共通点 京成電鉄と南海電鉄は、それぞれ成田国際空港と関西国際空港という空港アクセス鉄道を運営しているという共通点があります。 両社とも、長年の時を経て、子会社運営から親会社運営へと移行しました。 SNS での反応 SNS では、両社の最終日を惜しむ多くの投稿が見られました。 特に、新京成電鉄に関しては、沿線住民からの長年の感謝の言葉や、思い出を振り返る投稿が多く見られました。 泉北高速鉄道に関しても長年利用してきた人たちからの感謝の言葉などが多く見られました。 新京成電鉄の路線名が本社のある鎌ヶ谷市から取って「鎌ヶ谷線」ではなく起点駅の「松戸線」となった理由は、 戦前に存在した鉄道連隊演習線「松戸線」 に由来します。 経緯 第二次世界大戦後、鉄道連隊演習線の跡地を民間に転用する際、京成電鉄と西武鉄道が利用許可を争いました。 1946年、京成電鉄が使用許可を得て、新京成電鉄が敷設を引き継ぎました。 この際、蒸気機関車や貨車、線路など...

JR四国におけるQRコード決済導入の詳細/Details of the introduction of QR code payment in JR Shikoku

JR 四国における QR コード決済導入の詳細 1. 導入の背景 2023 年 4 月に JR 四国が導入した「車内補充券発行アプリ」に、キャッシュレス決済等の社会的ニーズに応えるため、 QR コード決済機能を搭載。 新たな決済手段追加による利便性・サービスの向上、現金扱い低減による車掌の働きやすさの改善を目的。 JR では初の取組み。 2. 概要 サービス開始 : 2025 年 4 月 1 日(火)始発列車より 対象列車 : JR 四国管内で車掌が乗務する列車(※ワンマン列車は対象外) 決済手段 : PayPay ・ d 払い・ au PAY ・楽天ペイ(※現金での支払いも可能) 3. QR コード決済のご利用方法 列車内で車掌にきっぷを求める際に、「 QR コード決済」の旨を伝える。 各 QR コード決済アプリ等の「バーコード画面」を車掌に提示する(※お客様による QR コードの読取や金額入力は不要)。 きっぷとともに発行される「 QR コード決済ご利用票」を大切に保管する(※払いもどしが発生した際に必要)。 4. 注意事項 きっぷについて : 有人駅及び券売機設置駅では、あらかじめ駅等できっぷを購入して乗車すること。 車内で購入したきっぷの払いもどしは、 JR 四国管内の有人駅窓口のみで対応。 QR コード決済で発券したきっぷの払いもどしは、残高への返金となる。 QR コード決済について : 車内補充券で取扱い可能なきっぷの種類やエリア、乗車券類変更には制限がある場合がある。 QR コード決済アプリの残高はお客様自身で確認すること。 通信圏外エリアでは QR コード決済を利用できない。 QR コード決済アプリ及び端末の不具合、通信障害等により利用できない場合は、現金での対応となる。 5. 開発背景 東洋電機製造が開発した「車内補充券発行アプリ」に、 DG フィナンシャルテクノロジー (DGFT) が提供する QR コード決済プラットフォーム「 Cloud Pay( クラウドペイ ) 」を採用。 店舗スキャン型による複数ブランドの QR コード決済サービスの提供を実現。 お客様と車掌の双方が金...

大井川鉄道 E31形電気機関車「国鉄ブルートレイン牽引機」塗装変更について/About the Paint Change of Oigawa Railway E31 Electric Locomotive 'JNR Blue Train Hauler'.

イメージ
大井川鉄道 E31 形電気機関車「国鉄ブルートレイン牽引機」塗装変更について 概要 大井川鉄道(静岡県)の電気機関車 E31 形が、かつて東海道本線の寝台特急列車(ブルートレイン)を牽引していた国鉄時代の電気機関車を再現した「国鉄色」の塗装に変更されました。 詳細 対象車両: 大井川鉄道 E31 形電気機関車(元 西武鉄道 E31 形) 西武鉄道時代は朱色とクリーム色の塗装でしたが、この度「国鉄色」に変更されました。 前面の形状が、ブルートレイン牽引で活躍した国鉄 EF65 形電気機関車の 500 番台に似ています。 新塗装: 青とクリーム色の 2 色で塗り分けられた「国鉄色」 かつてのブルートレイン牽引機を彷彿とさせるデザインです。 協力: 塗装作業には産経新聞社が協力し、費用も支援しました。 お披露目: 2025 年 3 月 30 日にお披露目式が行われました。 当面の運用: 当面の間は SL 列車の補助機関車として、金谷寄りに連結して運行される予定です。 今後の計画: 大井川鉄道は、この「ブルートレイン塗装の機関車」を活用した特別な列車を企画する考えを示しています。 車両番号の変更: 塗装変更に伴い、車両番号が E34 から ED31 4 に変更されました。 2025 年 3 月 30 日の運行状況 お披露目となった 3 月 30 日には、早速「 EL 急行かわね路 4 号 金谷行」( 104 レ)として運行されました。 編成は ED31 4[ 東 ] ② +旧型客車 7 両+ C10 8[ 新 ] でした。 サプライズとして、かつてのブルートレイン「富士」のヘッドマークが掲げられました。 鉄道ファンからの反応 国鉄色の再現度の高さに、多くの鉄道ファンから好意的な反応が寄せられています。 EF65 形 500 番台との類似性を指摘する声も多く、往年のブルートレインを彷彿とさせるとして期待が高まっています。 今後の客車列車やプッシュプル運転など、様々な運用への期待の声が上がっています。   国鉄電機の装いを纏ったE34改めED31-4の牽引する一番列車を撮影しておりました。Bトレ感が非常...