185系、45年の歴史に幕~最後のC1編成、長野へ/185 series, curtain on 45 years of history ~ last C1 formation, to Nagano
185 系、 45 年の歴史に幕~最後の C1 編成、長野へ 2025 年 6 月 18 日から 19 日にかけて、 JR 東日本で最後まで残っていた 185 系電車 C1 編成が、東大宮操車場から長野総合車両センターへ廃車回送 されました。これにより、 1981 年のデビュー以来、約 45 年にわたる 185 系の歴史に幕が下ろされ、形式消滅となります。 最後の旅路と見送りの様子 C1 編成は、 EF64 形 1031 号機に牽引され、パンタグラフを撤去した状態で輸送 されました。これは、中央本線の狭小トンネルに対応するため、自走ではなく機関車による牽引が行われたものです。 今回の廃車回送は、深夜から未明にかけての運行にもかかわらず、多くの鉄道ファンに惜しまれながら見送られました。特に、首都圏の駅では、土呂駅や大宮駅、立川駅などに多数のファンが集結し、最後の雄姿をカメラに収めようとしました。 一部の駅では、前回の 185 系廃車回送時と比較してさらに多くの人が押し寄せ、混雑が見られました。 SNS 上の報告では、土呂駅などで一時的に罵声が聞かれたり、線路に人が落ちそうになるほどの押し合いがあったりと、微小なトラブルが発生したとの声もありました。しかし、全体としては大きな混乱には至らず、駅員の丁寧な整理によって比較的スムーズに撮影が行われた場所も多かったようです。 深夜の八王子駅や豊田駅、そして深夜・早朝の中央本線沿線(日野、西八王子、稲荷山、姨捨、明科など)でも、多くのファンが三脚を立て、静かに C1 編成の通過を待ちました。新幹線リレー号塗装を纏った C1 編成が、長野へ向けて走り去る姿は、多くのファンの目に焼き付けられたことでしょう。また、走行中の車内から、座席に名前入りのメッセージや記念品が見えたという情報もあり、 JR からの粋な計らいに感動する声も聞かれました。 185 系の功績と形式消滅 185 系電車は 1981 年に「踊り子」号などでデビューし、その汎用性の高さから「新特急」として幅広い列車種別で活躍しました。特に、上越新幹線開業 40 周年記念リレー号として復刻された新幹線リレー号塗装の C1 編成は、その懐かしい姿で多くのファンを魅了しました。 今回の C1 編成の廃車により、 JR 東日本から国鉄時代に製造...