小田急1000形4両編成における電気連結器の撤去について/The Removal of Electrical Couplers on Odakyu 1000 Series 4-Car Sets
小田急 1000 形 4 両編成における電気連結器の撤去について 小田急電鉄では、中期経営計画に基づき、箱根登山線でのワンマン運転導入を進めています。この計画に伴い、箱根登山線での単独運用に特化した小田急 1000 形 4 両編成に、ワンマン運転対応改造が施されました。併結(他編成との連結)の必要がなくなったことから、電気連結器が撤去されています。 電気連結器撤去が確認された編成 1. 1063F ( 1063×4 ) 撤去時期 : 2025 年 8 月 7 日、営業運転復帰時。 特徴 : 車外カメラの設置と併せてワンマン運転対応改造が実施され、現在は箱根登山線専任編成として運用されています。 2. 1064F ( 1064×4 ) 撤去時期 : 2025 年 5 月 8 日、大野総合車両所入場時。 特徴 : ワンマン化改造が終了し、同年 6 月 20 日に営業運転に復帰。箱根登山線専任編成です。 3. 1065F ( 1065×4 ) 撤去時期 : 2024 年 12 月 23 日、大野総合車両所入場時。 特徴 : ワンマン運転対応改造と同時に電気連結器が撤去され、 2025 年には営業運転に復帰しています。 4. 1066F ( 1066×4 ) 撤去時期 : 2024 年 10 月 21 日〜 22 日、大野総合車両所入場時。 特徴 : ワンマン運転対応改造が開始され、現在は箱根登山線専任編成として運用中です。 その他の 1000 形 4 両編成の状況 現在、小田急 1000 形 4 両編成は 7 本存在しており、そのうち 1063F 、 1064F 、 1065F 、 1066F の 4 本が箱根登山線専任のワンマン対応編成です。 残りの 3 編成( 1057F 、 1067F 、 1069F ) は、小田急線内で 8 両編成( 2 編成併結)や 10 両編成( 3000 形 6 両と連結)の予備車として使用されており、電気連結器はそのまま維持されています。 今後の展望と譲渡の可能性 これらワンマン化改造された編成は主に箱根登山線(小田原〜箱根湯本間)で運用されており、その固定的な運用状況から、 譲渡の可能性 が推測されています。ただし、こ...