東北新幹線E6系とE5系(H5系)が走行中に連結部が外れた件について／Regarding the case of the Tohoku Shinkansen E6 series and E5 series (H5 series) being disconnected while traveling


東北新幹線E6系とE5系(H5系)が走行中に連結部が外れた件について

2025年3月6日、東北新幹線で走行中の「はやぶさ・こまち21号」において、連結部分が外れるという重大なインシデントが発生しました。JR東日本は記者会見を開き、謝罪と状況説明を行いました。

インシデントの概要

  • 発生日時：2025年3月6日
  • 発生場所：東北新幹線 上野駅～大宮駅間 (東京駅から約6km地点)
  • 当該列車：3021B 東北新幹線「はやぶさ21号」(H5系H3編成) + 「こまち21号」(E6系Z7編成)

※H5系(JR北海道)とE5系(JR東日本)は保有会社が違うだけで中身はほぼ同じ

  • 状況
    • 走行中に連結部分が外れ、自動ブレーキが作動し停車。
    • 連結が外れた時の速度は約時速60キロメートル。
    • 離れた車両間の距離は約8メートル。
    • 連結部分の破損は確認されず。
    • 乗客にけが人などはなし。
  • 原因
    • JR東日本は「こまち」側の連結部分に原因がある可能性が高いとみて調査中。
    • 電気的な指令で連結が外れる構造のため、回路の異常や端子のトラブルなどを調査。
    • 走行中に連結部分が外れる途中段階の「分割準備中」という状態になった後、完全に外れたとみられる。
    • 「分割準備中」の状態になった原因は不明。
    • 昨年9月にも同様の事象が発生しており対策を講じていたが、今回は前回とは異なる仕組みでトラブルが発生したとJR東日本は考えている。

JR東日本の対応

  • 記者会見：池田裕彦新幹線統括本部長が謝罪。「極めて重大であり、重く受け止めている。多くのお客様にご迷惑とご心配をおかけしていることを深くおわび申し上げる」と陳謝。
  • 運転見合わせ：原因が判明し、必要な対策が完了するまでの間、新幹線を連結させた運転を全て取りやめ。
    • 「はやぶさ」と「こまち」は個別に運転。
    • 「こまち」は盛岡駅～秋田駅間のみの運転。
    • 「つばさ」は一部列車(全区間単独運転のみ)を除き福島駅～新庄駅間のみの運転。
  • 直通運転中止：秋田・山形新幹線への直通運転は中止。秋田方面へは盛岡駅、山形方面へは福島駅で乗り換えが必要。
  • 運輸安全委員会の調査：鉄道重大インシデントとして、運輸安全委員会が担当調査官3名を指名し、調査を開始。

運行への影響 (3月7日)

  • 秋田新幹線「こまち」：東京～盛岡駅間で運休。盛岡駅～秋田駅間のみ運転。
  • 山形新幹線「つばさ」：「つばさ121号・160号」を除く全ての列車が福島駅～新庄駅間のみ運転。東京方面からの列車は福島駅で折り返し。
  • 東北新幹線：「はやぶさ」「やまびこ」などは通常通り運転（連結運転は取りやめ）。
  • 北陸新幹線：一時、東北新幹線内の車両点検の影響で運転見合わせや遅延が発生したが、午後2時34分に運転再開。

SNSの反応

  • Twitter上では、事故現場の写真や動画が投稿され、騒然となっている様子がうかがえます。
  • JR東日本の対応や安全体制への批判的なコメントも見られます。「JR東日本は完全点検をしているのでしょうか?」「もうJR東日本の安全体制は腐ってる」といった声が出ています。
  • 一方で、運転再開に関する情報や、運転変更になった山形新幹線の写真なども投稿されています。
  • 連結が外れた当該車両（E6系Z7編成、H5系H3編成）が連結器カバーを開けたまま仙台方面へ回送される様子も投稿されています。

今後の見通し

JR東日本は、原因究明と対策完了まで連結運転を取りやめるとしており、秋田・山形新幹線への直通運転の再開には時間を要する見込みです。運輸安全委員会の調査も進められ、より詳細な原因や再発防止策が検討されることになります。

ご利用のお客様は、最新の運行情報をJR東日本の公式情報で確認し、乗り換えなどの対応が必要となる点にご注意ください。

Regarding the case of the Tohoku Shinkansen E6 series and E5 series (H5 series) being disconnected while traveling

On March 6, 2025, a serious incident occurred on the Hayabusa-Komachi 21 traveling on the Tohoku Shinkansen, in which the connecting part was disconnected. JR East Japan held a press conference to apologize and explain the situation.

Incident Summary

  • Date of occurrence: March 6, 2025
  • Location: Tohoku Shinkansen between Ueno Station ~ Omiya Station (about 6km from Tokyo Station)
  • Train: 3021B Tohoku Shinkansen "Hayabusa 21" (H5 series H3 formation) + "Komachi 21" (E6 series Z7 formation)

* The contents of the H5 series (JR Hokkaido) and the E5 series (JR East) are almost the same, only the owning company is different.

  • situation
    • While driving, the connecting part came off, and the automatic brake was activated and the car stopped.
    • When the connection is removed, the speed is about 60 kilometers per hour.
    • The distance between distant vehicles is about 8 meters.
    • No damage to the connection was confirmed.
    • No passengers were injured.
  • cause
    • JR East Japan is investigating the possibility that the cause is the connection part on the "Komachi" side.
    • Since the structure is such that the connection is disconnected by electrical commands, we investigated circuit abnormalities and terminal troubles.
    • It seems that it was completely disconnected after entering the state of "preparing for splitting" in the middle stage, when the connecting part was removed during driving.
    • The cause of the "preparing for split" state is unknown.
    • A similar incident occurred in September last year, and countermeasures were taken, but JR Japan East believes that the trouble occurred this time with a different mechanism than the previous time.

Response of JR East Japan

  • Press conference: Hirohiko Ikeda, general manager of the Shinkansen General Headquarters, apologized. "This is extremely serious and we take it very seriously, and we sincerely apologize for the inconvenience and concern caused to many customers," Chen Xie said.
  • Suspension of operation: Until the cause is identified and the necessary measures are completed, all operation of the Shinkansen is canceled.
    • "Hayabusa" and "Komachi" operate separately.
    • "Komachi" operates only between Morioka Station ~ Akita Station.
    • "Tsubasa" operates only between Fukushima Station ~ Shinjo Station, except for some trains (only single operation in all sections).
  • Cancellation of direct operation: Direct operation to the Akita-Yamagata Shinkansen has been canceled. To Akita you need to change trains at Morioka Station, and to Yamagata at Fukushima Station.
  • Investigation by the National Transportation Safety Board: As a major railway incident, the National Transportation Safety Board appointed three investigators to investigate the incident.

Impact on operations (March 7)

  • Akita Shinkansen "Komachi": Suspended between Tokyo ~ Morioka Station. Operates only between Morioka Station ~ Akita Station.
  • Yamagata Shinkansen "Tsubasa": All trains except "Tsubasa No. 121 and No. 160" operate only between Fukushima Station ~ Shinjo Station. Trains from Tokyo turn around at Fukushima Station.
  • Tohoku Shinkansen: "Hayabusa" and "Yamabiko" will operate as usual (articulated operation has been canceled).
  • Hokuriku Shinkansen: At one point, there was a suspension or delay due to vehicle inspections on the Tohoku Shinkansen, but operation resumed at 2:34 p.m.

Social media reactions

  • On Twitter, photos and videos of the accident scene have been posted, indicating an uproar.
  • There are also comments that are critical of JR East Japan's response and safety system. "Does JR East Japan do a full inspection?" JR East Japan's safety system is already rotten."
  • On the other hand, information about the resumption of operation and photos of the Yamagata Shinkansen, which has been rescheduled, have also been posted.
  • It is also posted that the disconnected vehicles (E6 series Z7 formation, H5 series H3 formation) are transferred to Sendai with the coupler cover open.

Future Prospects

JR East Japan has said that it will suspend the connected operation until the cause is investigated and countermeasures are completed, and it is expected that it will take time to resume direct operation to the Akita-Yamagata Shinkansen. The National Transportation Safety Board will also investigate the cause and consider more detailed causes and measures to prevent recurrence.

Please note that customers should check the official information of JR East Japan for the latest operation information, and take measures such as transfers.

 

ホームページ

GalaVisionJapan

SNS

Twitter

動画の更新と気分でとっさの投稿に使うツール

Instagram

tumblr

たまに更新する

YouTubeサムネイルを中心に投稿

YouTube

鉄道動画チャンネル

非鉄チャンネル

随時更新している

非鉄だが不定期更新

鉄道ブログ

気まぐれチャンネル

ほぼ更新しない

サブのサブ

※一部の動画はNabe氏が撮影している場合があります。

コメント

コメントを投稿

このブログの人気の投稿

大菅踏切事故について

成田線大菅踏切事故 1992 年（平成 4 年） 9 月14 日   （ 踏切障害事故 ） JR 東日本成田線・久住 - 滑河駅間の大菅踏切において、普通列車と過積載により下り坂でブレーキの利かなくなったダンプトラックが衝突。電車の運転士 1 名が死亡。この事故後 JR 東日本では 113 系、 115 系の前面強化工事（いわゆる鉄仮面化）が施された。更に運転士の救助活動に手間取った経験からこの事故後に設計された 209 系、 E217 系、 E231 系では事故時の運転士のサバイバルエリアを確保すると言う目的から運転室の面積を従来車に比べて大きくとられている。なお当該踏切は事故後立体交差化工事が行われ廃止されている。 JR 東日本の 成田線 久住   -   滑河 間の大菅踏切（ 千葉県道103 号江戸崎下総線 ）で、遮断機が下りていた踏切に進入していた 大型 ダンプカー 側面に 千葉 発 佐原 行き下り普通 1457M 列車（ 113 系電車 4 両編成）が衝突 。先頭車のクハ 111-1038 は、前面を大破し、 列車の運転士が死亡 、乗客 65 名が負傷した。クハ 111-1038 は廃車になった。 殉職した運転士は直前に衝突を覚悟し、パンタグラフ降下による電源遮断などの安全措置をとっていた。 事故の原因は、 過積載 （最大積載重量 8,750 kg の 4 倍もの山砂を積んでいた）のダンプカーが踏切の停止線でブレーキが効かず停止することができなかったことに起因するものである。法律上はダンプカー側の 道路交通法 違反であり、 JR 東日本は被害者的立場ではあったが、この事故は先の 東中野事故 と合わせて、当時の JR 東日本の上層部を含む社内にも多大なショックを与えた。 これにより CM やポスターなど、車のドライバーに注意を呼びかける「 踏切事故防止キャンペーン 」を実施することになる。 衝突時点で運転士は生存していたが、当時の運転室は狭く、大きく潰れ変形した運転室からの救出は困難を極め、結果的に運転士は搬送途中で死亡 した。房総地区ではこの事故以前にも同様の踏切事故で運転士が死亡する事故が発生しているため、本事故以後には 113 系など既存車両の前面に鋼板を追加貼り付けし強度を上げる工事（通称「...
続きを読む

JR東日本の”首都圏シリーズ”の正式名称が判明？／Official Names Revealed for JR East's 'Metropolitan Area Series' Departure Melodies?

首都圏シリーズの正式名称について これまでファンによって「首都圏〇番」と呼ばれていた発車メロディーのシリーズに、 JR 東日本が社内で使用する正式な管理名称が存在することが明らかになりました。 その正式名称は「 JRE-IKST 」シリーズです。 各メロディーには「 JRE-IKST- 〇〇〇」という形式で個別の番号が割り振られています。 例：「首都圏 6 番」 → 「 JRE-IKST-006 」、「首都圏 20 番」 → 「 JRE-IKST-014 」 情報源について この情報は、 2025 年 3 月 1 日に JR 勝浦駅で開催されたイベントで公開されたようです。 また、発車ベル使用状況をまとめているサイトなどでも情報が更新されています。 シリーズの特徴 「 JRE-IKST 」シリーズは、 JR 東日本が導入している汎用メロディーです。 従来の「首都圏〇番」という名称は、あくまでファンが区別しやすいように付けたものであり、正式なものではありませんでした。 このシリーズは、駅の放送設備の更新などに伴い、順次導入が進められています。 2025 年 2 月の時点で 32 駅で変更が確認されています。 発車メロディーの変更は、駅の設備の更新と共に行われるため、メロディー変更の初期は、特定の放送設備を持つ駅のみ首都圏メロディーに更新されると考えられていた。 実際、 2 月中旬ごろまでは、パナソニック製の放送装置を持つ駅が、首都圏メロディー導入駅のほとんどを占めていたとされています。 その他 発車メロディーには、この「 JRE-IKST 」シリーズの他に、「 JR-SH 」シリーズも存在します。 これらのシリーズは、スイッチ管理の「 JR-SHR 」シリーズと東日本直属の「 JRE-IKST 」シリーズというように、管理方法によって区別されているようです。 現在、公式管理名称は 001 から 021 までで欠番が無いことから、 3 種類目の音色違い以外では新曲はもう出ない可能性があるとの意見もあります。 注意点 SNS 上の情報は、必ずしも正確であるとは限りません。 公式な情報は、 JR 東日本の発表をご確認お願いするがお問い合わせはお...
続きを読む

動画のコメント欄が内部告発大会になっている件について／Regarding the comment section of the video turning into a whistleblowing forum on the dark side of railway companies.

イメージ
【 1 日密着】仕事も子育ても全力！相鉄線 女性指導車掌の 1 日 ご指摘があれば削除などを検討させていただきます。 またブログのコメント欄に 関東鉄道会社 S および国内鉄道業界における労働環境の現状と課題 国内鉄道業界、特に相鉄をはじめとする大手私鉄各社では、労働環境に関する深刻な問題が長年指摘されています。本記事では、現場で働く乗務員や社員から寄せられた実体験や告発をもとに、以下のポイントについて掘り下げます。 慢性的な人手不足と過重労働 相鉄を含む多くの鉄道会社では、乗務員や現場スタッフの慢性的な欠員が問題となっています。これにより、社員は月 100 時間を超える残業や、 3 泊 4 日の連続勤務が常態化しているとの報告があります。一部の社員は、 2 時間以上の連続乗務後にわずか 15 分（実際には 10 分程度）の休憩しか取れない状況が続いており、人間らしい労働環境とは言い難い実態が浮き彫りになっています。 特殊な配慮が必要な行路の偏り 育児や介護などの事情を抱える社員向けには「特日行路」と呼ばれる 9 時～ 17 時の日勤が用意されている一方で、その負担が他の乗務員に大きくのしかかっています。たとえば、特日行路の空白時間をカバーするために、他の乗務員が明け番から長時間拘束されるケースが多く見られます。 安全性の懸念 慢性的な人手不足と過労の影響で、現場では安全性が脅かされているとの声が上がっています。実際に、乗務員が業務中に倒れる事故も発生しており、これがダイヤ乱れを引き起こすなど、お客様の安全確保が十分ではない状況が指摘されています。 職場の人間関係と管理職の問題 管理職によるパワハラや非現実的な勤務の強要も報告されています。たとえば、体調不良を訴えた乗務員に対し、「行けるところまで行け」と無理やり業務に就かせる事例や、休日出勤を強制的に割り振る行為が横行しています。また、休憩所では社員同士が「残業しない若手を批判する」「今月の残業時間を競う」といった低俗な会話が常態化しているとの指摘もあります。 改善されない組織風土 上層部の現場感覚の欠如や、環境改善への取り組みの欠如も問題視されています。退職面談で労働環境の改善を求める声を伝えても、「本社に報告できない」...
続きを読む