HC85系事故車修理のめどが立った高山本線事故からの復旧と年末年始の臨時列車計画／Recovery from the Takayama Main Line Accident and Year-End/New Year Extra Train Plans Following Repairs to the Damaged HC85 Series Train

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HC85系事故車修理のめどが立った高山本線事故からの復旧と年末年始の臨時列車計画

高山本線で発生した踏切事故

2025年10月1日、高山本線の蘇原駅～各務ケ原駅間で特急「ひだ」14号（HC85系）とキャリアカーが衝突する事故が発生しました。
この事故により車両が損傷し、乗客約20人がガラス破片による軽傷を負いました。幸い重傷者はなく、人的被害は最小限にとどまりましたが、運転見合わせが発生し、年末年始の運行計画にも影響が及びました。原因は遮断機が荷台に引っかかったキャリアカーの立ち往生とされています。

JR東海の発表と復旧の見通し

JR東海は2025年11月27日に、損傷したHC85系車両の復旧目途が立ったことを発表しました。これにより、事故の影響で一部運休していた「ひだ」を中心に、年末年始（12月26日～2026年1月4日）に追加の臨時特急を運転することが決定。さらに1月5日以降の計画も確定しました。

HC85系は2022年にデビューしたハイブリッド特急車両で、「ひだ」「南紀」の主力として活躍しています。今回の修理完了により、再び安定した運用が可能となります。

臨時列車の概要

高山本線「ひだ」下り（名古屋→高山）

  • ひだ81号：名古屋10:18発→高山13:00着（1/10～2/28の指定日運転）
  • ひだ83号：名古屋13:38発→高山16:24着（12/26～1/4、以降指定日運転）

高山本線「ひだ」上り（高山→名古屋）

  • ひだ82号：高山14:00発→名古屋16:34着（1/10～2/28の指定日運転）
  • ひだ84号：高山17:33発→名古屋20:02着（12/26～1/4、以降指定日運転）
  • ひだ98号：高山20:51発→名古屋23:32着（1/10～2/22の指定日運転）

紀勢本線「南紀」

  • 南紀83号（名古屋→紀伊勝浦）：2/21～23運転
  • 南紀84号（紀伊勝浦→名古屋）：2/21～23運転

※「南紀」は事故の影響が少なく、追加設定はありません。

指定席発売開始日

  • 12/26～27運転分：11/2715時から発売開始
  • 12/28以降：各列車の運行日1か月前10時から発売開始（例：1/10運転分は12/1010時～）

予約はJR東海の窓口、みどりの窓口、ネット予約で可能です。年末年始は全席指定・自由席なしのため、早めの予約が必須です。

修理の進捗と今後

事故車両であるHC85系D2編成は名古屋工場ではなく美濃太田車両区で修理が進められています。破損した窓ガラスの交換も完了し、編成は分割されて庫内で整備されている様子が確認されています。

今回の復旧により、2026年春以降の増便も視野に入っているとのこと。事故の教訓を踏まえ、踏切安全確認の徹底が改めて求められています。

まとめ

高山本線の事故は大きな影響を与えましたが、JR東海の迅速な対応とHC85系の復旧により、年末年始の臨時列車運転が可能となりました。鉄道利用者にとって安心材料となると同時に、踏切事故防止の重要性を再認識させる出来事でもあります。

今後は春以降の増便計画も注目されます。次回は「ひだ」の臨時列車の利用方法や混雑対策について詳しくまとめることも可能です。

 

Recovery from the Takayama Main Line Accident and Year-End/New Year Extra Train Plans Following Repairs to the Damaged HC85 Series Train

The Level Crossing Accident on the Takayama Main Line

On October 1, 2025, an accident occurred between Sōhara Station and Kakamigahara Station on the Takayama Main Line, when Limited Express Hida No. 14 (HC85 series) collided with a car carrier at a level crossing.
The train was damaged, and about 20 passengers sustained minor injuries from broken glass. Fortunately, there were no serious injuries, but train services were suspended, and the year-end and New Year operation plans were affected. The cause was identified as the car carrier becoming stuck when its load caught on the crossing barrier.

JR Central’s Announcement and Outlook for Recovery

On November 27, 2025, JR Central announced that repairs to the damaged HC85 series train had reached a point where recovery was possible. As a result, additional Hida services will be operated during the year-end and New Year period (December 26, 2025 – January 4, 2026), supplementing those that had been canceled due to the accident. Plans for services after January 5 have also been finalized.

The HC85 series, a hybrid limited express train introduced in 2022, serves as the backbone of the Hida and Nanki services. With repairs completed, stable operations can resume.

Outline of Extra Services

Takayama Main Line “Hida” (Nagoya → Takayama, Downbound)

  • Hida 81: Nagoya dep. 10:18 → Takayama arr. 13:00 (operates on specified dates from Jan. 10 – Feb. 28)
  • Hida 83: Nagoya dep. 13:38 → Takayama arr. 16:24 (Dec. 26 – Jan. 4, and thereafter on specified dates)

Takayama Main Line “Hida” (Takayama → Nagoya, Upbound)

  • Hida 82: Takayama dep. 14:00 → Nagoya arr. 16:34 (operates on specified dates from Jan. 10 – Feb. 28)
  • Hida 84: Takayama dep. 17:33 → Nagoya arr. 20:02 (Dec. 26 – Jan. 4, and thereafter on specified dates)
  • Hida 98: Takayama dep. 20:51 → Nagoya arr. 23:32 (operates on specified dates from Jan. 10 – Feb. 22)

Kisei Main Line “Nanki”

  • Nanki 83 (Nagoya → Kii-Katsuura): Operates Feb. 21–23
  • Nanki 84 (Kii-Katsuura → Nagoya): Operates Feb. 21–23

(Nanki services were minimally affected by the accident, so no additional trains are scheduled.)

Reserved Seat Ticket Sales

  • Services on Dec. 26–27: On sale from Nov. 27 at 15:00
  • Services from Dec. 28 onward: On sale from 10:00 one month before the date of operation (e.g., Jan. 10 services go on sale Dec. 10 at 10:00)

Tickets can be purchased at JR Central ticket counters, Midori-no-Madoguchi, or online (such as Ekinet). During the year-end and New Year period, all seats are reserved with no non-reserved seating, so early booking is essential.

Progress of Repairs and Future Outlook

The accident-damaged HC85 series D2 set is being repaired not at the Nagoya Works but at the Mino-Ōta depot. The broken windows have already been replaced, and the train has been split into sections for maintenance inside the depot.

With recovery complete, JR Central is considering additional services from spring 2026 onward. The accident serves as a reminder of the importance of thorough safety checks at level crossings.

Conclusion

The Takayama Main Line accident had a significant impact, but thanks to JR Central’s swift response and the repair of the HC85 series, extra trains will be available during the year-end and New Year period. This provides reassurance for passengers while also underscoring the importance of preventing level crossing accidents.

Looking ahead, the planned service increases from spring will be closely watched. In a future article, we can also cover practical tips for using the Hida extra trains and strategies to avoid congestion.


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