小田急ロマンスカーVSE、最後の花道へ：50001編成解体準備と50002編成の未来／Odakyu Romancecar VSE: Heading Towards its Final Chapter – Preparation for the Dismantling of Set 50001 and the Future of Set 5002

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小田急ロマンスカーVSE、最後の花道へ：50001編成解体準備と50002編成の未来

2023年12月に定期運行を終え、日本の鉄道ファンに愛された小田急ロマンスカー50000形「VSE」（Vault Super Express）の去就について、現在大きな動きが見られます。

VSEは2編成（50001F、50002F）が製造されましたが、このうち50001編成が解体準備に入り、一方で50002編成は動態保存を含めた活用が検討されています。それぞれの編成の最新状況をまとめます。

1. 50001編成：大野総合車両センターで解体準備へ

VSEの2編成のうち、50001編成（50001×10）について、2025年12月上旬に最後の自走で大野総合車両センターへ回送され、現在、解体に向けた作業が急ピッチで進められています。

現在確認されている状況

  • 回送と入場: 2025年12月5日終電後、約2年ぶりに本線を自走し、大野総合車両センター（相模大野）へ入場しました。
  • 解体準備: 12月9日以降、車体のシンボルカラーであった帯（ストライプ）の剥離や、床下機器の撤去など、本格的な部品取り・解体準備作業が進行しています。
  • 静態保存: 10両編成の50001Fのうち、新宿方先頭車である50001号車は、小田急電鉄によって静態保存されることが決定しています。他の車両は順次廃車・解体となる見込みです。

ファンにとっては寂しい光景ですが、先頭車1両が残されることで、VSEのデザインや魅力を後世に伝える役割を担うことになります。

2. 50002編成：喜多見検車区で「未来」を検討中

もう一編成の50002編成（50002×10）は、現在も解体されることなく喜多見検車区に留置されています。

  • 現存場所: 喜多見検車区
  • 今後の去就: 50002編成については、単なる部品取りや訓練車としてではなく、動態保存を含めたさらなる活用が検討されていると報じられています。

VSEは連接構造や振り子装置など特殊な機構を持つため、その維持・管理には課題もありますが、小田急が誇る名車が再び自力走行できる形で残る可能性に、多くの鉄道ファンが大きな期待を寄せています。

まとめ：VSEの残された足跡

編成

所在地

現状

今後の去就

50001編成

大野総合車両センター

解体準備中（帯剥離・部品撤去）

先頭車1両（50001号車）静態保存、その他は廃車

50002編成

喜多見検車区

留置中

動態保存を含めた活用を検討中

VSEの2編成は、静態保存と動態保存の可能性を分ける形となりました。伝説的なロマンスカーの「最後の10両」がどのような形で残されていくのか、今後の小田急電鉄の正式な発表に注目が集まります。

Odakyu Romancecar VSE: Heading Towards its Final Chapter – Preparation for the Dismantling of Set 50001 and the Future of Set 5002

Following the end of regular operation in December 2023, significant developments are now underway regarding the fate of the beloved Odakyu Romancecar 50000 series “VSE” (Vault Super Express), a cherished icon among Japanese railway enthusiasts.

Two sets of the VSE (50001 and 50002) were manufactured. Set 50001 is now entering preparation for dismantling, while Set 50002 is being considered for future utilization, including potential dynamic preservation. A summary of the latest status of each set is provided below.

1. Set 50001: Entering Dismantling Preparation at the Odawara General Vehicle Center

Set 50001 (50001 x 10) of the two VSE sets was transported to the Odawara General Vehicle Center (Odawara) by its own power for the first time in approximately two years, and is currently undergoing rapid preparation for dismantling.

Current Status:

  • Transportation and Arrival: On December 5th after the last train, the set made its own power move to the Odawara General Vehicle Center (Odawara).
  • Dismantling Preparation: From December 9th onwards, work has progressed to include removal of the distinctive stripe markings (the set's signature color) and removal of underfloor equipment, initiating the formal parts removal and dismantling preparation work.
  • Static Preservation: It has been decided that one car, the leading car on the Shinjuku side (car 50001) of the ten-car Set 50001, will be statically preserved by Odakyu Electric Railway. The other cars are expected to be scrapped and dismantled in sequence.

While a sad sight for fans, the preservation of the leading car will allow the design and charm of the VSE to be passed on to future generations.

2. Set 50002: Under Consideration at the Kitami Vehicle Inspection Yard for a "Future"

The other set, Set 50002 (50002 x 10), remains at the Kitami Vehicle Inspection Yard, currently not being dismantled.

  • Current Location: Kitami Vehicle Inspection Yard
  • Future Prospects: It has been reported that further utilization of Set 50002 is being considered, including the possibility of dynamic preservation, rather than simply parts removal or use as training cars.

The VSE possesses special mechanisms such as a articulated structure and a pendulum suspension, which present challenges for maintenance and management. Nevertheless, many railway enthusiasts hold great hope that this celebrated Odakyu masterpiece may once again be capable of running independently.

Summary: The Remaining Footsteps of the VSE

Set

Location

Current Status

Future Prospects

50001

Ohno General Vehicle Center

Dismantling Preparation (stripes removed, parts removed)

Static preservation of leading car (50001), other cars scrapped

50002

Kitami Vehicle Inspection Yard

In Storage

Considering dynamic preservation

The two VSE sets have been divided, with one destined for static preservation and the other for potential dynamic preservation. Attention is focused on the official announcement by Odakyu Electric Railway regarding how the "last ten cars" of this legendary Romancecar will be preserved.


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